2015年5月25日月曜日

足裏の行気






   
   足裏に気を集めて行なう行気法です。
   仰向けで膝をくの字に曲げ、立てた状態で行ないます。
   足裏を床から離して行なうやり方と、床に付けた状態で
   行なうやり方とあります。


   ◆足裏の行気法

     つま先を立てた体位での行法


                 画像が小さくて見づらい場合はyoutubeにてご覧ください。


    ①仰向けにて足裏に気が集まる~意識しやすいよう~
     位置を腰の前側の腸骨の突端あたりに手を置いて捜します。
     ぴったりの位置にくると足裏に何かヒビく感じが起こり
     足裏に集注しやすくなるところです。
     また、それに合わせ足の開きを見つけます。

    ②腸骨突端に手を置いたまま、つま先を立てた状態で
     踵(かかと)を床に付けた状態で膝をくの字に曲げながら
     腹の方へ引き上げていきます。
     この時、やはり足裏の集注密度が亢まるように位置を
     持っていきます。

    ③足裏の位置決めの微調整をして、決まった処で
     足裏にて息を吸い呼きします。
     だんだんと吸い込む部位を上げていっても良いです。
     足首、膝まで、、腰まで、、、など。

    ④気の密度が亢まるにつれ、膝や腰の背側や腹など
     自然にぽかぽか温かな感じが起こったり、発散感が
     あったりします。

    ⑤この自然集注感が亢まったあたりで、足を戻し
     ポッと抜いて終えます。
     






      足裏を床面に付けた体位での行法

 
 
 

    ①これは、足裏を床面に付けたまま行なうものです
     足の裏を床にぴったりつけたまま、床面を擦るように
     くの字に膝を曲げ、腹の方向に引き上げていきます。
 
    ②床に付けた足裏が、もっとも意識しやすい位置を
     探します。
 
    ③足の開き、足の位置等で気を集めやすい位置を
     見つけたら、次に腕を上げるなり、肘を曲げるなり
     して、手の位置を動かすことで、足裏の気の密度が
     亢まる位置を探します。
 
    ④動画では、見づらいのですが、脇を開き腕を伸ばし
     手の指を開いたりすることで足裏の気の集注を図って
     います。
 
    ⑤上記のつま先立ちの方法と同じく、集注密度が亢まる
     につれ、自然に別の部位に気が集まってきます。
     膝であったり、腰であったり、腹部、胸であったりも
     します。
 
    ⑥自然集注の亢まりきった処で、徐々に足を戻し、腕を
     戻していきます。
     この時、手首、足首等の力感を抜いてしまわないこと
     が肝心なのです。
     
    ⑦体位を戻したところで、ポッと力を抜いて終えます。
 
 
 
 
   足裏の行気法は、頭の緊張を抜き、眠りの質を亢めるのに
   非常に適った行気法です。
   行気の訓練法でもありますが、頭の中のがさがさしたものを
   落ち着かせるにも良いのです。
 
 
 
 

 
 
 
 
 

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